将来のキャリアへの初期投資と捉えるテニス
アメリカでは、よくこのような言葉を耳にします。 「将来への初期投資として子供にテニスをさせる。」 生涯でかかる学費、養育費を計算した上で、テニスのスキルを先に磨かせ、後からの費用を抑える。 投資のスキルが進んでいるアメリカならではの考え方です。 日本での公認大会にお金と時間をかけ続けることが、将来にどこに繋がるのか? 日本で名の知れた大学に学費免除でいけるのか? そこから将来のスキルを磨くだけの教育が備わっているのか? 目の前の戦績ももちろん大切ですが、今かかる費用をいかに将来のキャリアへの選択肢を増やす方に持っていくか、賢く準備をしておくことはとても大切です。 また、テニスにはキャリアの武器にできる大きな強みがあります。 プロを目指さないというわけではありません。 アメリカのトップで活躍し続けているプロ選手たちは、世界トップクラスのプロ選手であり、同時に高学歴の選手が沢山います。 テニスが強い、うまいだけでは、アメリカの市場では通用しない、そんな現状が伺えますよね。 この世界基準のマインドセットで、選手のキャリアを 捉えています。 KPITA ECLATでは、アメリカ大学進学を推奨しながら、 アメリカ大学キャリアのサポート、日本の大学の総合型選抜入試の サポートを取り入れています。 アメリカ大学の仕組み・価値 アメリアの大学ビジネスは、実は日本より遙かに大きいものです。 学費に目を向けてみれば、2021年4年制公立大学で年間学費平均$25864,私立大学においては$53949。 (https://educationdata.org/average-cost-of-college) この金額が4年間続くわけですから、日本の大学の感覚とは訳が違うのをご理解頂けるかと思います。 しかし、"スポーツ"の力を使い、この学費を0円で、更には生活費までも補助してもらえる、 そんな制度があります。 それが返済不要の"スポーツ特待生奨学金制度"です。 ではなぜアメリカの大学はこんな大金の返済不要な奨学金制度を設けることができるのか? その答えは、アメリカの大学スポーツが大学にもたらす収益が高額であるからです。 アメリカの大学スポーツに属する大学はNCAAという、いわばアメリカ大学スポーツ協会といったような団体に加盟しており、その中でディビジョンⅠ、ディビジョンⅡ、ディビジョンⅢの3つのカテゴリに分かれています。 (大学の規模、施設や生徒数。ディビジョンⅢは基本予算が少ない)日本の大学では、1部2部3部といったように競技レベルで変動しますが、 アメリカでは大学の規模レベルで分かれているのも特徴の1つです。(Ex:ディビジョンⅠとディビジョンⅡの大学が直接戦うことがない) このNCAAに加盟しているディビジョンⅠのテキサス大学が2019年にアメリカンフットボールの競技においてアメリカ国内で1番収益を出した大学ですが、その収益額がなんと$223.9 Million。 (https://www.al.com/alabamafootball/2020/07/where-alabama-athletics-revenue-ranked-nationally.html) 競技はその他にもテニスをはじめ、バスケットボール、野球などたくさんありますから、アメリカの大学側からすれば、良い選手をリクルートし、大学側への収益に貢献してもらう、その選抜は投資感覚で行なっているとご理解頂ければと思います。
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